2013年09月30日

9月最終週 ビハインド週報

もうすぐ始まる燕三条の工場の祭典に行けないのが大変残念。
HPは若干気持ちワリーすが、工場見学、しかも工房見学なんて
ほんと楽しそう。来年は泊りがけで行きたいので、ぜひ続けて欲しいす。

で、鍛冶作業や鋳造作業を見学できるのもいいすが
一番楽しい見学は誰がどう考えても、


映画の怪物製作の工房見学。

139301.jpg




俺が今まで一番興奮したのはリックベイカーの工房で

せっかく出来てたのにボツになったアニマトロニクスのエドガーバグとか

139302.jpg

実物大のマイティジョーヤングとか

139303.jpg

凄いものを見せてもらいました。目がもげるかと思った。



最近、強烈に見たいと思った工房は

映画「キャビンインザウッズ」の怪物担当AFXスタジオ


ちなみに一応断っておきますが、ネタバレどころか
画面で見えないものまでピックアップしているんで
映画を見てないけど怪物に期待している方はご遠慮を。

まー、ここの工房は怪物の祭典。



宇宙虫

139309.jpg



ハンギョ

1393010.jpg



肉玉

1393011.jpg

マジメに粘土原型かよ、っつー。


撮影も超ノリノリで


ぼくらの仲間、サスカッチ

1393012.jpg

ボゴッ


可愛い踊り子シュガープラム

1393013.jpg

ビシッ


みんなのともだちユニコーン

1393014.jpg

ドスッ


他にも貞子をドングリコロコロで成仏させたり

1393015.jpg

ミュータント達も汁の使い方を心得ており

1393016.png

当然カッコイイ系も押さえちゃったりして

1393017.jpg

なかなか素晴らしい。


ちなみに俺の一番のお気に入りは


天井を這う

1393018.jpg

リアニメーター。

というわけで、俺大喜びの怪物お祭り映画ですが

同じハートの皆様、これを買い忘れるな。

ビジュアルガイド。17ドル。

1393019.jpg

メイキング写真満載。

他にも最低30体はクリーチャーがいるぞ。

1393020.jpg

あー、ホントは違う新作ホラーを紹介しようと思ってたのに
楽しい怪物並べで終わってしまいました。

また来週。
posted by サンダーロードスタイル at 00:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月23日

9月第4週 シャーマン週報

我が家のニセ鉢植えに


139231.JPG

たくさんイモムシをたからせて、大変上機嫌であります。

ガキの頃は、家の前の鉢植えにたかるこうしたイモムシどもを
箸でつまんで駆除させられてましたが、いつかこうして仲良く
共存できる未来が来ると信じてたんだ俺は。たとえ紛い物だとしても。

つーわけでもう海洋堂のガチャは回すまいと思ってましたが、
まんまとグリグリ回しております。
第2弾で御蚕様を出してくれたら30匹は集めたい。
そんでスピーカーでワシワシと桑を食う音を流しながら、隣で昼寝したい。



あと、クロネコヤマトのポイントで

139232.JPG

ミニカーを貰いました。



これでようやく

139233.JPG

クマ人形の置き場所が決定。

クヌギやナラの実を食ってるクマは肉から内臓から全部美味しいらしく
腸に溜まった糞以外、無駄にするところがないそうですが、
今はそういう食生活のいいクマも少なそうで可哀そう。
バンの後部にドングリでも入れといてやるか。

なんつーガチャガチャレベルの話はともかくとして

先週、ウルバリン新作を見たその足で、アイアンマンの本物が
来てると聞いた展示を見に行く至福のアメコミデーを過ごしまして。


俺が買い始めたアメコミは忘れもしないアンキャニーのこの号。

139234.jpg

衝撃でした。

だってこの絵だもん。

いまでもその衝撃を引きずってる証拠に、この号は開くと
このイントロなんですが

139235.jpg

プリノスケ作る時も引っ張り出してきましたぜ。
成長してねーんじゃねーぜ、忘れられないだけだぜ。


そんな俺の思いを具現化する今度のウルバリン。
ヤシダ・・・ケヌイチオ・・・いやー感無量。
ムエタイ看護婦の両手のメスは、飛騨の刀匠に打たせた
アダマンチウム製のメスっつー設定でしたが、まさにそんな
画面を見られて大変に満足。

かえすがえすも、これが出なかったのが悔しい。

139235b.jpg


前述の90年2月のアンキャニーから、クローンサーガで
ベンが殺されるまでが俺のマーベル熱狂期。調べたらわずか6年。
もうちょっと熱狂してた気がするけど、まあそんなもんか。
でもゲームとかいろいろあったなあ、あの頃の俺にいずれアメコミ映画が
どんどん公開される未来が来るぜって教えてやりてえなあ、と
けっこう万感の想いで原宿にアイアンマンを見に向かうも


展示してあったのは

139236.jpg

ポリショッーーク!

テメー、並べてるのはエッジアマアマのポリ人形じゃねえか!


いや、無料のイベントだから薄々、おかしなとは思ってたんす。
結局近くで見たかった等身大スーツ7体というのは、
映画館の前にあるようなディスプレイ用モデル。
せいぜい劇中で使われてても爆破の背景用。わざわざ見る価値ゼロ。

そうか、そらそうだよな。当然です。

139237.jpg

ほとんどこんな展示を見せられた気分で、10秒でその場を後にして
しょうがないので戻って1/6の人形達を見に行く。
そっちの方が100倍見ごたえがありました。
つーか、初めてちゃんと見た。凄い。テキトー造形の自分がハズカチイ。

ちなみに全然どうでもいいすが、先日、1万年前のプリキュアが
出るというのを聞いて、初めてプリキュアを見る。

バフィ・ザ・バンパイアスレイヤーで、何千年も前の初代スレイヤーとして
呪術で生み出された戦う娘、プリミティブというのが出てくるんすが、
凄い力で戦うバフィ達スレイヤー娘はほとんど呪いのような力に縛られて、
その力が脈々と受けつがれているという設定。

で、これがその、初代の戦う呪術少女プリミティブ。

139238.png

素晴らしい。話通じない系。生肉ドウゾ。僕ハ食べナイデ。


そういう設定がプリキュアにもあるのか!すげーなと思って
わざわざ録画して見てみたら、出てきた一万年前の呪術少女は

139239.jpg

そうか、そらそうだよな。当然こうなるに決まってる。
何を期待してたんだ俺は。

日曜朝8時にこんなのが正座で飛び回って
怪物とバチバチやって地獄絵図とか


1392310.jpg

期待する方がアタマおかしい。顔面の刺青に魔力がとかあるわけねーだろ。

でも

もしかすると、と思ったこの気持ち。

この気持ちこそが、モノ作りに大切な「好奇心」なのではないでしょうか。

でも

今までの経験から明らかに結果がわかっているのに、もしかすると?と
思うヤツは単純に学習能力が足りてねーのではないでしょうか。

食ってみないとホントにウンコかどうかわからないからちょっと食ってみる、と
ウンコを口に入れるのは好奇心と呼べないのではないでしょうか。
ちょっと考えればわかることを考えられないで即行動してしまうヤツを
世間一般では普通、テメーの脳はまたバカか?となるわけで。


それでもだ。

クリーチャーだ、1万年前の超人だと聞けば俺は口に入れちゃう。
今後も噛み砕く。

学習能力?俺にはいらねーな。

俺に必要なのは強力な消化能力だ。

あとたまに胃腸薬だ。
posted by サンダーロードスタイル at 00:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月16日

週報移行のお知らせ

さて、最初に書いておきますが、2週近く続けたので義理は
十分果たしたと考え、再び週報に移行します。

で、日報最後の話は長くなりそうな上に
思想的な部分まで入りそうなので、続きを読む、で。

見に行きたい建築展とそれに類する仕事の話。続きを読む
posted by サンダーロードスタイル at 07:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月15日

ジジ日報

先日はちょっとジジイの汚い話を書いてしまい、すんません。
今日はもう少しステキな話を書きたいと思ってます。


の前に、


昨日使い切れなかった画像を一応


139151.jpg


さて、別のジジイの話ですが(コラ)

謎の血筋問題で知りたくもない俺のジジイは主に母方のこと。

父方のジジイはなかなか頑張った人物だそうですが会ったことなし。

しかし時折、目の前に現れ、俺にプレッシャーを与える。


先日偶然発見した、ある雑誌の特集の


これ。

139152.JPG


139153.JPG


139154.JPG


この手榴弾消化器話は以前も書きましたが


現在は我が家においても


なんだか墓石みたいにリビングに飾ってあります。

139155.JPG

見てろよジーサン、可愛いマゴは粘土で頑張っちゃうぜ。

ま、もうそんなに可愛くないけど。
posted by サンダーロードスタイル at 04:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

マタタブ完

最後のマタタビ映画祭、「やくざ囃子」と「月の出の決闘」を見る。

やくざ囃子はマキノ超忙しい時代の毎度の手抜き系。
当時の証言やインタビューを読むと本当に面白い監督なのに
(有名なのは、よーい、で自分の腕を差し出し、助監督が
服の上からプチューっと注射し、そんでよっしゃスタート!とか)
実際の映画を見ると、話と違うとるやないかい!と出来ない関西弁で
突っ込みたくなる毎度毎度の悪い意味でのマキノ節。
でもまあこういう作品群の中から傑作が生まれることもあるわけで
続けて打席に立っているからこそホームランの可能性もある。

一方の月の出の決闘は、勝新玉緒コンビで監督は真の巨匠
伊藤大輔。いやー、さすが。描いている内容は完全にアタマおかしいすが
今回の祭りで唯一見た大映作品。やっぱ言いたくなる。
映画は大映。異議なし。

照明もカメラもきれい、セットも見事、細かい編集も素晴らしく
おかしいのは登場人物の判断力だけっつー隙のなさ。

なんつっても圧倒的だったのは、甲斐甲斐しい女房役の

タマオの美しさ。

139141.jpg

可愛くて死ぬぜ。芝居も上手いし。

それをまた実にキレイに撮るんだなー。
殺陣も縦横無尽だし、さすが巨匠。カツドウ屋の鑑。
祭りの最後を飾るにふさわしい、映画映画した映画でした。

さすがにこれだけ外出するとイライラさせられることも多いす。
主に電車内のイモ会社員のマナーの悪さと、老人客のバルブの緩さ。

すっかり便所での順番を守るステキな客だと思ってた今回のマタタビファン。
今日初めて後ろの席で見たんすが、前の席では気付かなかった
ゲップと屁とあくびとイビキとなんだか得体の知れない痰のからまりと、
もう3Dサラウンド42ch。

しなびた生足の裏がニョッキリ出てきて引っ込んだり
ここは最新設備のホラーアトラクションか。

ゴミ箱にもツバをべーって吐いてあるし、どんだけ汁の排出を抑えきれねーんだ。

139142.jpg

ゴミ捨てようと手を伸ばして、小さな悲鳴を上げたぜ、俺は。

でもヨロヨロ席を立って、ビッコひいてるのを見たら、勘弁してやるしかねえ…



どうでもいいけど、先日の横浜の中華街で、ちょっと公衆便所に寄ったら

本当の地獄を見たぜ。

139143.jpg

公衆便所に入る事自体、すげー久しぶりだったけど、もう入る自信ない。
それでも入れって言われたら、俺、泣く。

本当の本当に地獄を見ると、人は悲鳴なんか上げずに息を止めて
それはそれは素早く逃げ出すぜ。
悲鳴なんて余裕のあるヤツが上げるんだ。俺知ってんだ。
posted by サンダーロードスタイル at 05:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月13日

モチベ日報

ここ数日、仕事が一段落してから毎日毎日狂ったようにおでかけ中。
マジで1ヶ月カンヅメ状態だったからなー。
今後は、今月中にまだ映画4本、展覧会3件が最低ノルマ。
その後、ヌーピー祭りと川崎の大岡實展(建築家)をどうしても見たい。
でもさすがに今日は限界で、背中が痛すぎてタッピーして倒れる。

139131.jpg

話は変わりますが先日、茶をすすりながらモチベーションの
維持について話が出たことがありまして。
仕事でモノ作って、プライベートでもモノ作ってという
サンダーの無駄なやる気がどこから出てくるのか、みたいな。

場所が茶店だったんで、バカヤロウ、ウンコとゲップは
生きてりゃイヤでも出てくるんだぜ、と大きい声で言えず
アタマ良さそうに黙ってましたが、心の中では、あ、屁とハナクソも
自然に出てくるなと思ってました。小便もだ。

基本的に

やる気が出ない時は、そもそものやる気がねーんだから
ナニ絞ったって出てくるわけねーのは決まってるわけで、
無理やり絞り出そうと努力するだけ無駄と思うわけです。
唱える呪文は「ネーソデガフレルカ」そんで寝るに限る。

自発的にやる気が出てくるモノ、つまりモチベーションに
火がつくモノってのは、自分自身がそれだけの価値を感じているモノ。
愛せるモノということになるんじゃないすかね。

おそらく質問本来の意図というのは、どうやってやる気を出すか、
ではなく
どうやって物事に価値を見出して好奇心を維持できるのか、だと思います。

139133.jpg


俺は名言が嫌いすが、名言と言われる言葉そのものは、見事に真理を
要約したものでこちらの考えの整理に大いに役立つ時があるんで
なにーまた名言!俺にまた名言を聞かすのかコノヤロウ!とか
プリプリ怒らずに耳を貸す価値はあります。

で、アインシュタインの言葉。

I have no special talent. I am only passionately curious
私には特殊な才能はありません。ただ、熱狂的な好奇心があるだけです。


知りたい!という知的好奇心は人類の本能に根ざしたもので
進化の過程で脳の増量という武器を手に入れた種の宿命でもあります。

ただ現代においては、好奇心や探究心と素直に向き合う事を
ヨシとしない風潮もあるわけです。

固執して研究する姿や、熱中する姿をあざ笑う傾向がある。
世間体という勝手な概念を押し付けてくる場合すね。
この場合の呪文は「ウゾームゾーガデケーセワダバカ」です。

自分の目でものを見て、自分の脳で物事を考え、自分の感覚で社会と向き合うと
いろいろ感じ方が変わってきますが、その中で最も大事と思われるのが
自分の価値判断の基準に気付く事じゃないすかね。
何をカッコいいと思い、何をダメだと思い、何が可愛く何を憎むのかなど、
自分の感覚と向き合うことにより基準が明確になってくるわけです。
自己との対話みたいなもんかもしれんすが
ここにすべての興味を集中させる必要があるわけです。

139134.jpg

なんかグっとくるのはなんでだ?が基本であり好奇心そのもので
それを探るのが探究心。これがセットであれば、まあ普通は
人生に飽きることはない。ひとつグっとくるものがあったら、
それに付随する世界や情報は、必ずある。それを探すとそこから
連鎖が延々と続く。

ただあくまでちゃんと自分がグっと来たポイントと
向き合う必要ありで、それもナシに他人がホメてるからとか
そういうどうでもいい理由でモノゴトに興味を持ってる限りは一生
脳ナシ呼ばわりされバカにされるわけです(されません)。

139135.JPG

いろんなもんに興味が出ないっつー人は、そういうポイントと
向き合うことなく、他人の情報でフラフラしてるからじゃねーすかね。

世の中には見上げるほど星がある。見上げないヤツが悪い。
逆に地面を見たら無限の砂粒がある。その砂粒は地球の歴史なのに
点にしか見えないんだったら、そいつは残念なことです。

俺は他人の話を聞くたびに、こう考えてますぜ。

ほう、そう判断した理由を聞かせてもらおうじゃねえか。

たいていは、おうおう他人スゲーなコノヤロウ!ってなります。
そしたらウカウカしてられないので、自分も動きたくなるわけです。
なんつー風に、モチベーションすなわち好奇心と行動の関係性を
考えているわけですが、あれ、長かったかな。

あとは、これに聞いてみると早いんじゃないすかね。


139136.jpg

ま、こっちも「恋セヨ」しか返ってこないと思いますが。
posted by サンダーロードスタイル at 00:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月12日

マタタブ3

先日見た、新作スタートレック。
普通の派手な大作映画として見る人はどう思うのかわかりませんが
トレキチ達は長い視聴期間の間に十分な科学的考察を行っているので
今回のイントゥダークネスも、やはりテクノロジーに準拠した
まさしくサイエンスフィクションだなと思いながら見ているわけです。
特に今回のテーマは優性戦争。人類が生み出した種族改変の遺伝子操作の
功罪を問う深遠な物語であり、決して耳虫映画ではない。
加えて過去の作品へのオマージュとリスペクト。今回で言えばまさかの
セクション31の登場など、語り始めるとキリがないのでトレック話はヤメて

本日見てきた、マタタビムービー「用心棒市場」と「旅笠道中」について。

2本とも主演大川橋蔵。

実は現在の日本女性は全員この大川橋蔵の影響下にあると言えます。
というのも昨今流行している黒目のフチを濃くするコンタクト、ディファイン。

実はこれ、橋蔵の目を再現すべく橋蔵ファンで有名な
ジョンソン&ジョンソンの社長が開発指示したものが、最近になって
急に売れ出したもの。

139121.jpg

だからそういうコンタクトしている娘を見ての、脳たりんのバカ娘が妙な
レンズつけてなんなんだ一体、とか思わずに、ほほうハシゾウへのアコガリか、
可愛いもんじゃねーか、と優しく見守ってやってください。

139122.jpg

ただ喜ぶだろうと思って秘剣揚羽の蝶!なんつってふざけてたちはだかると
痴漢のポーズとほぼ変わらないので通報されます。ダメゼッタイ。

そんなハシゾウのつぶらな瞳を無駄に堪能できた2本ですが
用心棒市場の主役は、実は四方晴美。日本子役史上最強子役。

139123.jpg

子役を無理やり泣かせるシーン、あるじゃないすか。
先日のパシリでも現代において最強位置に君臨するアシダマナちゃんが
何もないセットで強引に泣かされ、汁を絞り取られておりました。
が、なんつーかウソくせーんだよなあ。いやウソ臭いのはいいですけど
子役の計算がまず見えちゃって、ガキの泣き顔じゃねーんだよなあ。
というのを見せられたばかりで失望しているところ、横綱四方晴美の登場。

いやー、さすが。

果汁20%くらいのアシダマナちゃんの絞り汁に対し、
完全な原液がシボリ出されており、俺、気絶。やっぱ四方晴美凄い!
久々のミソっ歯笑顔でジャブを受け続けていたとはいえ、
フィニッシュブローは原液を絞り出し、俺ノックアウト。
チャコちゃんファン必見。


続く旅笠道中の主役はハシゾウではなく、盲目の母を演じた

オロナイン浪花千栄子。

139124.jpg

俺の中では女左卜全という位置づけですが、

139125.jpg

この母親が目が見えないのに、お気楽極楽で無理難題を言い出し、
結果、映画史上最強最重の足手まといとして上州高崎出身のチンピラの足を
もげるほど引っ張る素晴らしさ。

お前が原因で、事態がコジれまくっているのに、見ているこっちが

139126.jpg

だっつーの。

でも、文句タレタレ見つつ、結果は満足。
最終的に完全に仮面ライダーでした。やっぱ俺チャンバラ好き。
posted by サンダーロードスタイル at 00:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

ノープシ日報

先日は簡単な追い上げ仕事と思いきや、またも本気で追い込まれ
一睡もしないまま納品に出かける。案の定、早めに電池が切れるも
実はこの日しか横浜のプーシキン美術館展に行くタイミングがない。

ので、駅のホームでも座り込む始末だけど
電車で少し眠れば絶対に行ける、とマジで歯を食いしばって横浜に向かう。

あんだけバカにしてた印象派だったけど、今はどんなフィギュアよりも
俺に雄弁に語りかけてくれるに違いない。頼むぜルノアール。

で、横浜美術館まで到着してみれば

139101.JPG


なんだ、あのクソババアどもは・・・

まさかと思うけど

139102.jpg

チケットを買う列じゃねーか!うそーん

ってコノヤロウ!俺に見せた方が日本の美術の為だぞ!
お前らの1億倍本気で見たい人間がここにいるんだぞ!
ホームでしゃがみこむ俺がそんなに並べるわけねーだろ!
だいたいお前らは図録で十分だ、駆け込みでおしかけやがって
俺はこの1日を作り出すんだって必死だったんだぞ、あー!

などと思うほどマジメな人間だったらよかったんですが
このクソ疲れてるところ、ババアに囲まれてイモ洗い状態で
絵なんか見られるかバカ、クダラネー、帰るぜ、と0.5秒で判断。
とっとと引き返す。さらばルノアール。
お前のハートはなかなかカッコいいが、取り巻きがダセーぜ。

その後、どうしても季節の月餅を買いたいというツレアイに
引きずられ、中華街に向かい、謎の月餅祭りに付き合わされる。
ゲロ吐くくらい追い込まれるも、途中で可愛い
「コドモノクニハンカチ」を発見し、

139103.JPG

割と満足で帰る。大事に使っちゃおう。
posted by サンダーロードスタイル at 10:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月10日

ノニエン日報

たぶん俺はけっこうなトレッキーというかトレッカーというか
スタートレック好きのトレキチに分類されると思いますが
一切の情報を入れず、心待ちにしてた新作のイントゥダークネスを
やっとこ見る。
宇宙の帝王、カーンの逆襲、前作、と予習し、万全の準備で望む。


いちおうこれが

13991.jpg

こうなってたり、

13992.jpg


これが

13993.jpg

こうなってたり

13994.png

いろいろと工夫してありまして、

この火傷ガマンなんか

13995.jpg

まさかのスポックづかみの痺れ我慢となり

13996.jpg

凄いところになると

これが

13997.jpg

こうなるサービスぶり

13998.jpg

ウフーラダンスのトラウマを拭いたいのかスタッフ。

カーンの逆襲のリメイクになるといえば、一番重要というか
もっとも気になるのは、セティイール。

ミラクルマスターのデスガードを作る時や
ラーメンマンで八味滋黄蛭(たしか)など、耳入れ虫は数々あれど
一番って言ったらセティイール。

139910.jpg

このハリボテ感爆発の耳インシーンをCGでやるのかと期待してたら
そんな耳虫シーンは全然なかったので、もうがっくり。

だから全国のパベルチェコフファンの為に

俺が手を汚すぜ。


ほら、見たかったの

これだな。

13999.jpg

でも、そんなことばっか考えてヘラヘラ見てるから
スタートレックファンは白い目で見られちゃうんだぞ。
posted by サンダーロードスタイル at 00:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月09日

ルーシーズ

少し前、渋谷で古い西部劇を見た時、老人ばかりの客層はなぜかみんな
荒くれており、ドアをバーンと開けて酒場に入り、噛みタバコをペっと
床に吐くみたいなまさに無頼の老人ばかりがおり、すげーなと思ってたんですが
今回の任侠映画祭は同じ年齢層でも全く違う種類。

どちらさんも先に行っておくんなさい、あっしはその後で結構でございやす
的な便所の譲り合いや、上映中のマナーのよさにオドロキ。ノー無頼。

しかもアナウンスでは、この特集上映が始まってから携帯電話に関する
苦情が増えております。電源の切り方がわからないお客様がおりましたら
フロントまでお申し付けください、とステキなご案内。
上映も予告ナシでサクっと映画が始まってノーストレス。新文芸座最高。

一方、先日見たバルト9での宣伝の多さにはもうウンザリ。
シネコンで映画見たくねーったらねーなホント。こんなのを平気で我慢して
出来の悪い映画見て平気な顔してるから、映画館がバカ製造機になっちゃうんだぞ。

と、たまに日報書くとチョイチョイ怒りが出てるように見えますが
最近はいたってご機嫌もよろしく、これはごく普通の罵詈雑言。
ついおカンムリが曲がっちゃうなんて事はございません。
しかしまあ、4000円もかけて買ったムックを映画見終えたら
まったく見る気にならないっつーのは困りもんです。

やーつくづく振り回されたな、パシリ。

1年も前から騒ぎ立ててたサンダーの野郎、完全に目がフシアナだなと
失望された御貴兄方。ちょっと待て。ナメんなよコノヤロウ。

俺が今、一番チェックしている映画はもうロボじゃねえ。

これだ!

汁だ。

汁ムービー「ステーション」

13991.jpg

アルプスの気候観測基地で発見された赤い汁。
野生動物に遺伝的影響を与えるっつー謎汁。

13992.jpg

影響を調べてたら

13993.jpg

予想以上の全漏れ状態で

人間なんかも感染しておかしくなっちゃって

13994.jpg

大盛り上がりで仕事する造形スタッフ。発注祭り。

13995.jpg

そうだ。俺達もこういうので盛り上がりたいもんです。

ロボのことはもう忘れろ。

汁予告を見てぜひ期待汁を出していただきたい。



日本でやるかどうか知らないす。続報を待て。
posted by サンダーロードスタイル at 01:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月07日

マタタブ2

「旅路」に引き続き今回の股旅映画祭でもっとも期待していた
加東大介主演の「一本刀土俵入り」を見てきたわけですが

そもそも完バカとお利口の間を自在に行き来できる
稀有な俳優加東大介が、腹っぺらしの相撲取りが10年経って
すっかりヤクザに落ちぶれるのを演じるのは格好のチャンス。
キャスティングは完璧。

この

ええもちろん承知してます顔から

139071.jpg

えっとー・・・のオデ顔まで

139072.jpg

コントギリギリで攻められるのは加東大介のみ。
これが普通の俳優だとここまで眉毛はつなげられない。
特に上唇の使い方も絶妙に上手い。アヒル口の元祖。


後に主演で4本もシリーズが続いたこの役でも

139073.jpg

後半、ゴルフ場でノグソしながらこの顔でこっちを見るという
大技を出す闊達さ。許される顔してるもんな。ノグ顔。


なもんで、失敗するわけがないと思ったら、出た、
またもマキノの手抜き演出。もうガサツ。雑。
これでええやろ的な妥協の連続でせっかくの素材を活かしきれず
痛恨の凡作。あーもったいない。前半は輝きが見えかけてたのに
いくらでも面白くなったのにな。
旅路があまりに行き届いた傑作だっただけに対照的でほんと残念。


で、やっとこパシリも見てきたんですが







139074.jpg

えー、まあ気に入って喜んでる人も多そうなんで
脳天唐竹割りでバカタレ、と言うのは控えますが、見終えたら盛り上がっちゃって
フィギュア欲しくなったらどうしようと思ってたけど、猿の人形に
バケツ被せてちょうどいい程度な内容でガックシ。
マイパシリブームはこれにて終了。
まかり間違っても俺にこの映画が面白かったなどと話しかけないように。
まず、テメーの目はフシアナかこのアニメ野郎、から始まり説教1時間だぜ。
そうは言うものの、懲りずに今一番気になってる巨大ロボは

これだ

139706.jpg

ちなみに明日は千恵蔵のマザーオブマブタを見たかったんですが
悲しみの余計仕事発生で、本日から2徹決定。

でも弁松の弁当食ったから、頑張る。

139077.jpg
posted by サンダーロードスタイル at 18:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月06日

マタタブ1

つーわけで、落雷の音に飛び上がった睡眠明けの翌日
稲垣浩監督、池部良主演の「旅路」を見てきたわけですが
またしても舞台は上州高崎から・・・ぬうう

プロットは沓掛時次郎と同じ。
死にゆくやくざ者が託した女房子供を引き受けた旅人が
その世話をするというもの。

この中で自分の善意を疑われた主人公が憤るシーンがあるんすが
「俺の心の中は水晶みたいに曇りがないようにしたい、
だから見損なわないでくれ」と言い切るわけです。

ルースベネディクトの菊と刀の中でも、坊ちゃんの説明で
「気が短く水晶のように純粋で正義を守る人」とありますが
この水晶という表現、このところ自分の中では超重要ワード。


この物語の主人公、直次郎の性格は俺の目指すものに近く
育ちが悪く教育が低くても、己の信じる義に忠実であり
たとえ己が荒野に一人でも、信念を貫く生き方を望む。
誰でもない。己に侍う。
これぞ人間。これぞ開拓者、これぞ任侠、そしてこれぞ男。

誰もみていないところでも、正しい事をする。
しかしお天道様が見ている。だからウソはつかないし逃げない。
自分の中のルールに忠実であろうとすればこそ、
恥ずかしい真似をするわけにはいかないというのが真の道徳。
おうおう、直次郎さん、男だぜ。

その純真さを水晶のように、と表現するか、やるじゃねーか。
これは稲垣脚本かそれとも長谷川原作か。確認するしかねえ。


今まで自分の晶次郎という名前を、日が三つ、とか適当に
答えてきた結果、昌次郎という間違いはもはや定番で
最悪の時は品次郎という毛が3本抜けたバージョンもありましたが
もう今度から「水晶の晶だ」と答えることにするぜ。

139061.jpg




それにしても主演の池部良のハンサムぶりはなかなか上品で心地良いんすが
一緒に画面に収まった上田吉二郎の存在感が圧倒的。
顔面の大きさが3回り違う。

149062.jpg

違う映画でのキチジロウフォトですが
左からランコアキチジロウ、R2カマタリ、レイア、六郎太、3POミノル。
こういう魁偉な風貌の俳優を見る感覚、最近の映画じゃ絶対に味わえないんだよなー。

つーわけで、旅路、稲垣演出大爆発で、超大満足。俺も昼間に星を見た。
本当に無理してでも見てよかった。ソフト化されねーかな。
posted by サンダーロードスタイル at 17:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月05日

涙の復活日報

先日、造形王の原型提出がありました。この作業集中のために
WF前の日報を書かなかったわけで、ちょっと罪の意識あり。
なので、罪滅ぼしの復活日報。


ちなみに提出した原型は、徹底して考え抜いて作ったもんで、
オリジナルでもこうはできまいぜ、というところまで踏み込んだつもり。
本気だったぜ。待ってろ国芳、北斎、そしてチビッコども。

というわけで提出日の朝まで作ってたわけですが、ど徹ど徹のドテチングで
久しぶりにドーピングまでしてたのに(ってリポビタンD飲んだだけですが)
まさかの早めの完成に(って当日朝6時ですが)
これは出発まで1時間半寝られる!やった!と喜んでバタリと布団に。

興奮も落ち着いてやっと寝ついた途端、

まさかの地震。

やばい!原型が!

139051.jpg

と飛び起きたものの、そうだ、もう原型梱包してあったんだ、
とまたバッタリ。

139052.jpg

で、その仮眠を終え、ついに出発時間になって外に出ようとしたら、

139053.jpg

バケツをひっくり返したような土砂降り。しかも空もゴロゴロ鳴ってる。

おうおうマジかよ。原型持って傘さしたくねーのに、ふざけんな神様テメー。
行くなって言っても行くぜバカヤロウ、と荷物抱えて外に出た瞬間、

ビカッ!バリバリと間近に落雷。

139054.png

こ、こえー!誰もいない土砂降りの中、俺だけが傘さして動いているわけですが
上空から見たら、あそこを狙えという逃げまわる標的の点みたいなもの。

139055.jpg

もう超おっかなくて、バス停めがけて一目散。


ちなみに大丈夫かアイツと、俺が雨の中、荷物を盗んだネズミみたいに
原型抱えてチョコチョコ急いでいる姿を、玄関でツレアイが見てたらしいすが
その落雷と同時にビクっと飛び上がってたそうで、その後小走りで
バス停に逃げる姿は完全に野生動物だったそうです。

139056.jpg

ちなみにバスに乗って10分で土砂降り終了。駅につく時、晴れ。


どうにか無事会場にたどり着き、原型を置いたものの
今日は朝から地震、カミナリと来て俺がオヤジなので、あとは
火事に巻き込まれませんようにと思ってたら、そのビルでまさかのサイレン。

地震か!?火事か?と原型が倒れないようまずとっさに押さえるも
ただの避難訓練のサイレン・・・、なんだ訓練か。いいかげん、心臓に悪いぜ

で、参加者全員の原型が集まったわけですが、正直凄い。
予想してたものを裏切ったり上回ったりで、軽いショック。
競争や勝負ってよりも「本気」が集まってるんでそれが壮観でした。
今回も実物展示をして見る機会があるそうですがチャンスがある方は
ゼッテー実物見た方がいいと思います。

その後、満員電車のスシ詰め状態での人身事故など最悪の帰り道で
歯を食いしばって帰ったわけですが、もう今日は寝る。
今日こそ寝るぜ。

なぜなら、明日は池袋に股旅映画を見に行かねばならないからだ!

パシフィックリム?バカヤロウそんなもんは後回しだ。
長谷川伸原作、稲垣浩監督脚本、池部良主演
「旅路」が池袋で俺を待ってるぜ。1日しかやらねーからな。
最優先だ。

というわけで、デブってるけどしなびた体にムチ打って
これに通うのでございます。

139057.jpg

人と会うお約束やパシフィックリムなどは、この後なので
ございます。




ちなみに、提出からヘロヘロになって帰った昨夜

寝るぜ、もう寝るんだぜと10時に布団に入ったもの
夜中に物凄い雷雨になったらしく、またしても雷が近くに落ちて
とんでもない音がしてたそうで。

そしたら意識朦朧の俺は周囲の異変に必死で立ち上がろうとし

139058.jpg

状況を確認しようとゴシゴシする姿は完全に野生動物だったそうですが
「雷だ、雷」と教えたら、またバッタリ寝たそうです。

139052.jpg

というわけで、ちょっと日報続けます。
posted by サンダーロードスタイル at 21:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月02日

9月第2週 ナマズ週報

片付け問題、取材問題はどうにかクリアし、残るはシメキリ問題のみ。
これをアップする頃はマジで地獄であろうと思うので、
実はこの週報は事前に書いておいたわけです。さっすが俺。


つーわけで、

先日、小学館ビルが建て替えられるということで
多くの漫画家さんがラクガキをしたという話があったじゃないすか。


以前自分もしばらくこの小学館ビルに通ってた時期がありました。
漫画原作者のタマゴみたいなことをやってたわけです。

いつも打ち合わせで使ってた地下の喫茶店。
なんて名前だったっけかなと調べたんですがまったくわからず。

TOPという有名な喫茶店もあったんですが、確かそこは
ちょっと敷居が高く、ベテラン編集臭がしてる。
俺らペーペーが呼ばれる店とは一味違う店。
だからたまにTOPだと、ちょっとテンションあがったり。

それにしても俺がいつも行ってたのはなんて名前の店だったか
思い出せないと思ってたら、こんなラクガキ写真発見。

139021.jpg

そうだ、チャルドーネだ。

今でも思い出すとなんだか酸っぱい。甘酸っぱい思い出ではなく
胃の中から酸っぱいものが恐怖と共にジンワリこみ上げてくる感じ。
微弱な便意に襲われるような得体のしれない緊張感。
原作を読み終えてもらうのをじーっと待ち、飲めども飲めども
コーヒーの味が全然しない、くつろぎのないヒトトキ。


話が前後しますが、八月の狂詩曲という映画で黒澤組で造型の仕事を
させてもらった時、古参の小道具さんの話を聞く機会がありまして。
ロケの待ち時間が長いからだいぶいろいろ話を伺ったんですが、
蜘蛛の巣城であんだけ矢集めるのは大変だったんだ、とか
すげーな、俺は歴史の証人と話してるなとずいぶん感動しました。
そしたらボソっと「あんた達若いのがちゃんと継いでくれるといいんだけどな」
みたいな事を言われたわけです。

ま、このくだりはいろいろあったんですが、とにかくショックで
そこからなんかもう、もっとちゃんと映画に関わりたいと強烈に思いました。

で、脚本とかを読むようになり、もともと文章も粘土と同じくらい
好きだったので、そういう仕事ならばあるいはもっと…と思い始めたわけです。
で、造型をやめて個人のパワーで勝負するには漫画原作をやろうと。

このくだりもいろいろあったんですが、とにかくやがてどうにか
小学館主催の原作賞に関われて、なんと自分にとっては
最高の編集者がついてくれたわけです。

というのも、優れた漫画家はたくさんいますが、その頃
俺が一番大好きで心の底から尊敬している漫画家は吉田聡でした。

今現在でも、決して俺の棚から消えることがない

マイフェイバリットコミックス。

オールタイムナンバーワン。

139022.jpg

テメーあんだけ騒いでるアメコミでも改造人間でもねーのか、ですが
マジメに問われればこれ。俺にとってはヘミングウェイより
無駄がなく、山本周五郎より大衆的で、ヴェルヌより夢があり
手塚治虫より身近な漫画表現で、マカロニほうれん荘より
ギャグがしっくり来て、バディーホリー並にハートに刺さる
奇跡に近い作品。間違いなく一生共にある。

漫画賞がもらえようがもらえまいが、とにかくなにより
尊敬する吉田聡に読んでもらいたいと思って、応募作を書いたわけで
応募と一緒に、吉田聡の元にも原作を送ったわけです(←迷惑)。

一応、賞レースでも生き残ってたようですが編集内では
評価がマップタツだったそうで。
そこで当時の吉田聡担当の編集さんが、気にかけてくれたみたいで
選外佳作という形で、評価してもらって、そのまま俺の面倒を
見てくれることになったわけです。

しかし

輝かしい夢を見て始めたものの、まったく泣かず飛ばずのまま
ただただボツを繰り返し、時間だけが過ぎる原作修行。

今思えばありがちで必須のボツ研修期間だったんでしょうけど
必死にアイデアを出しても、何も掴めない。これは厳しかった。
一応設定の手伝いとか企画モノの読み切り原作とか
やらせてもらいましたがオリジナル話なんか夢のまた夢。
なんで主人公を女にしなくちゃいけないのか、なんでラーメン
食いながら片手で読めるのを目指さなきゃいけないのか、
その時は、理解できないことばっかり。当然、打開策も出ない。

そうこうしているうちに、家族の介護で実家に戻らねばならず、
まさかのさらば東京。介護の激務で書く時間もどんどんなくなり
モノを作るどころか生きるのに精一杯。やがてうやむやのうちに
消えてしまった漫画原作への道。

テメーの力不足は悔しい限りですが、もしかするとちょっと
ホっとしてた部分もあったのかもしれない。
シッポを巻くには格好の言い訳でもあったわけで。


それから20年くらい経ったと思いますが、あの頃に狂ったように
読み続けたスローニンの中に、こんな台詞が。


「お前はいままで自分がだらしなくていい加減なヤツだと
思わせるようにしてきた。そうしておけば期待されないし
その方がなんでも適当にやれて楽だからだ。
だからお前はそうしてきたことによって今ではただの役立たずだ。
お前の心の中に、一生懸命なんて言葉が残っているのか、不良め!」


チンピラの次男坊が長男に怒られる時の台詞ですが
今でもこれ、キモに銘じてます。

後悔は敗北したときじゃなく、本気じゃない自分に
気付いた時にこそ来る。なんで俺はもっと頑張れなかったのか。
頑張りたくても頑張れない時がいつ訪れるかわからない。
だから頑張れる時に、絶対に出し惜しみなんかしちゃいけない。
フリなんかしちゃいけない。常に全開でないといけない。

その意味で、今振り返って、俺の原作修行は本気だったのか。
もう出ないっつーくらいアイデアも出したし、書き直しもしたけど
本当にそうだったのか。明日、お前が病気で死ぬってなったら
もうちょっと出来たんじゃねーのか?って思うわけですよ。


しかし、どんだけやろうと、自称でどれほど努力を尽くそうと、
まーったく認めてもらえない社会の厳しさがある。
流した汗の分だけ評価してくれる都合のいい世界じゃない。
それが普通。それが正しい。社会はもともと甘かーない。
それをチャルドーネで教えられました。皮肉でなしに。

ただ、この経験に俺が考えているよりも遥かに価値があったと
気付いたのはそのずっと後。失った可能性の大きさを理解してから。
チャルドーネで受け取ったパズルのピースがきちんとした場所に
ハメ込まれたのは、ずっとずっと後になってからでした。

どーしょもねークソガキだった、チャルドーネで震える
その頃の俺に伝えてやりたい。

お前はまだ感謝知らずのビビりの逃げ虫だけど、
20年後はちゃんと全開が出せる強虫のオッサンになってるぜ。


小学館のラクガキ記事でそんな事を思い出したという話。
posted by サンダーロードスタイル at 00:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。